復興イメージトレーニングとは

前章では「復興準備(事前復興)」という考え方を説明してきました。
このページではその復興準備の中心となる「復興イメージトレーニング」(略:復興イメトレ)という手法を紹介します。

復興イメージトレーニングの概要と特徴

復興イメージトレーニングとは、未経験の復興状況を想定するための、ワークショップを中心とした新しい検討手法です。
ある地域を選び被災状況を具体的に想定した上で、復興のシナリオを個々人と都市計画の双方の視点から描き比較し、復興準備の一環とするものです。
方法詳細は「3 復興イメージトレーニングの方法」へ
復興イメージトレーニングとは
復興のシナリオを、行政の作りたい街の計画をトップダウンで落とし込むのではなく被災した市民がどのように生活を再建していくかをシミュレーション=イメージトレーニングして積み上げていくという、ミクロ的な手法によって描くことが復興イメージトレーニングの特徴です。
復興イメージトレーニングの概要と特徴

きたるべき災害、とくに首都圏直下型地震への対応を考えた場合、今までに経験したことの無い復興状況を想定した上で事前の準備を行う必要があります。そして被災したときに速やかに、あるいは事前に県や国といった広域の行政機関に発信・提言する―

それが復興イメージトレーニングの目標です。